八千代の家
敷地は南側角地の70坪ほどの土地で、周辺の街区と同様に道路境界はレンガと石積みで区画され、地盤面が道路より一段高くなっています。
施主の要望である「風の抜ける家」「陽と陰のある家」「プライバシー性の高い家」をテーマに、四方をガラスで囲った小さな中庭を設けることで家の奥までの採光とプライバシー性を両立させたプランとしました。
中庭を中心に玄関、LDK、和室、階段室を一体の空間として連続させ、引き戸や障子を開け放すことで気持ちの良い風が吹き抜ける家となっています。
又、中庭へは雨や雪も降り注ぎ、差し込む日差しは刻々と変化し、家の中に居ながら自然の移ろいを感じることが出来ます。
キッチンからパントリー、トイレ、洗面、浴室までの水廻りは使いやすい一直線の家事動線としました。
そこから階段室へ出て2階へ、あるいは中庭を回廊して玄関へと多彩な日常動線が日々の生活を楽しいものにしています。
建物概要
主要用途 専用住宅
敷地面積 474.91u
建築面積 93.17u
延床面積 128.35u
構造 在来木造
規模 地上2階
施工 (株)大三商工 千葉支店住宅部
竣工 2016年10月